遠慮なく相談してください


桜が終わり、ツツジの季節になりましたね。

新年度の緊張感も少しだけ解けて、生徒さん達もなんとなく元気が戻ってきました♪

4月は毎年落ち着かない月になりますが、当教室では7月に発表会があること、また夏のピティナの課題は3月初旬に出ることもあり、この落ち着かない4月と練習がハードになる時期が重なるので、練習について悩まれる保護者様も多くなる傾向にあります。

普段から、悩みや心配事があれば小さな事も相談してくださる保護者様もいらっしゃいますが、中には思い詰めてしまうまで相談をしてきてくれない保護者様も。

私も生徒さんの様子がおかしい、最近練習してこない、レッスンに集中していない…など、様子をみて気になることがあれば、こちらからも声をかけておりますが、時にそんな様子がなくて全く気がつけないこともあります。

相談をしていただければ、保護者様と一緒に解決策を考えていけますし、私に協力できる事があるのなら、生徒さんのために可能な限り力添えする事もできますが

何の相談もなく思い詰めた結果「こうします」と言われてしまいますと、もう私にはどうすることもできません。

小さな生徒さん〜中学生くらいまでの生徒さんは、成長による心の変化が伴いますので、ただただピアノを教えているだけでは、ピアノもうまく成長していけない事も多いのです。

生徒さん1人1人、家庭状況も違えば性格も違います。

私は普段のレッスン時から、生徒さん1人1人の性格やタイプをよくみるように気を配っていますが

もしそれが、ご家庭での練習やピアノへの取り組み、レッスンの方法を考慮する上でお役に立てるのであれば、是非力になりたいと思っております。

ピアノに関する悩みが起きた場合には、どうかご遠慮なさらずに、相談をしていただければと思います。

皆さんよく「恥ずかしい話なのですが…」と仰るのですが、悩みに恥ずかしいことなどは何もありません。

「自分達で解決しないと…」と思い悩む前にご相談いただきたいのです。

ピアノは、習っている成果が目に見えてわかるようになるまでに長い年月のかかる習い事です。

世界で活躍するピアニストになる人だけしか習えないものでもありません。

ピアノが人生にもたらすもの、感性を磨き、心の豊かさをもたらし、どのような宝となり、その子の心を救い、これからの人生に関わっていくのか。。

ピアノには「生きるために必要な力」「困難に立ち向かう能力」を育む効果があるのです。

ご家庭でやり切れなければ、私に一任してくださっても構いません。

お子様の可能性の芽を積んでしまうようなことになる前に、どうか遠慮なく相談してくださいね。

一緒に試行錯誤しながら、良い解決策を考えてまいります。