うーん、今週は…


今週のレッスンは、頭を抱えることが多いです…

ここまで順調に譜読みを進めてきた生徒さん達。

音も取れたので、今月に入ってからは、音楽的なことや音のイメージ、フレーズに対するストーリーなど、深い内容のレッスンに変わり始めました。

小学生の生徒さんは、ここからのレッスンで大きく差がでてきます。

譜読みの際に一緒に練習してきた音の出し方、手首や指の使い方、リズム、テンポ感、、

これらは、フレーズを歌う際には、切っても切れない絆のように同時に意識されなければいけません。

ですが、曲に対するイメージを想像することは、特に小学生は得意分野!!

素晴らしい発想力を持って演奏することが楽し過ぎるあまりに、最初にやった基本的なことが頭から全てなくなってしまったり、とりあえず弾けるようにはなっているために細かい練習を飛ばしてしまう生徒さんが数名でてきました(>_<)

また、練習はきちんとやっているのに、なかなか良い演奏に結びつかない生徒さんも。

このような生徒さんの場合は、曲が弾けるようになる前に、曲に飽きてしまった…というパターンや、自宅の練習では良し悪しがよくわからなくなってしまった…というパターンが多いです。

曲に飽きてしまう場合は、本人の意識の問題が大きいです。

クオリティーを求めない生徒さんに多く見られ、そこそこ弾けたところで満足してしまうために起こる現象です。

でも、なぜかそういう生徒さんほど、本番で失敗するとものすごく落ち込むことが多いです…

クオリティーを求めて曲に取り組んでいる生徒さんは、失敗してもその原因が自分でわかるため、自分の課題として認識し、次につなげていけます。

舞台には、なかなかのモンスターと闘うような怖さが伴います。

演奏が成功しても失敗しても、達成感や充実感、悔しさを次につなげるような気持ちになれるなら、その発表会での演奏は『成功した』と言えると思います!!

もし自宅での練習で、良いのか悪いのかよくわからなくなってしまったり

1人では頑張ることが難しいなど、練習に関して悩むことがありましたら、遠慮なくご連絡いただければと思います。

この先のレッスンはすでにパンパンで、追加レッスンの時間を取ることはなかなか難しいかもしれませんが…

ご都合が合うようでしたらレッスンは入れますし、動画などもありますので、悩みは一緒に解決していきたいと思います!

最後になりましたが、どうしても書きたい!小学6年生の女の子。

2年前の発表会では、弾きたいと思った曲の難易度が高すぎたため(これは私の責任です)、泣く泣く曲を諦めたために悔しさが残り

昨年の発表会では、その時弾けなかった曲に取り組み、本人の嬉しさもあり生き生きと弾けていたのですが、発表会前に細かい練習が足りなくなってしまい、成功した…とは言えない演奏となり、悔しくて悔しくて…

発表会の度に悔しい思いばかりしていたので、昨年はかなり心配しましたが、発表会後には「次は必ず成功させます!」と嬉しい言葉。

そして今年。

丁寧に曲と向き合い、練習も細部まで意識していて、「細かい練習」と「通し練習」に確実に取り組み、この時期にきて演奏のクオリティーがみるみる上がってきました。

2回の悔しい思いで、その子がこんな風に成長して、こんな演奏ができるようになったのか…と、本当に感慨深いものがあります。

当日の好演に向け、成功を信じて(^-^)

見守り、力添えをしていきたいと思います!