今日はマジメに♪
私の年齢になってくると、自分よりも年上の先生や演奏を続けている方が、年々減っていく印象です。
もちろんリサイタルなどに足を運べば、そこには一流の演奏家達が驚くような美音と、長い年月をかけて到達した音楽の世界を学ばせてくれますが
若い頃のようなレッスンを受ける側の機会は、本当に減りました。
今でも本番前などは、恩師に演奏を聴いていただき、おかしなところがないか、理解できないような解釈はしていないか、などをチェックしてもらいますが
この年になって自分の演奏に責任を持てないようではいけませんので、若い頃のように共に…というよりは、貴重な意見をいただく場、という感じでしょうか。
でも、人間っていつまでも学びたい生き物です。
そして、これも私の特徴なのかもしれませんが
新しい世界を…というのではなく、やはりピアノの世界、モーツァルトやベートーヴェンやショパンなどのピアノ曲の奥の奥の世界に、ほんの少しでも手を触れたいと考えてしまいます。
職人気質なのでしょうね、きっと。
で、何が言いたいのかといいますと…
今、私に学びを与えてくれるのは、世界で活躍されている巨匠達。
そして、なんといっても若い方。
特に若い方は、考え方1つを取っても本当に違います。
若さ故の過ちのような時もありますが、発想やエネルギーは刺激になることの方が多い。
それは、私の生徒さん達も同じです。
生徒さんに指導するために必死で勉強したものが、全て自分に返ってくる。
私が教えているのですが、中高生から教わることも本当に多い。
特に、たくさんの事を理解したいと望んでいる生徒さんを教えていると
「おっと、私の知識量だけではすぐに尽きてしまう…」などと焦り、必死で勉強と練習をします。
もうそれは、刺激としては充分すぎるほど私に与えてくれています。
つい先日も、体験レッスンに大変理解のはやい、魅力的な男の子がいらしてくれましたが
彼は、知識として知る事と、実際にピアノで音を出すこと、そして音楽的な演奏をするために必要なテクニックの事を全て同時に脳で処理をして奏でる事に爽快感を覚えているようでした。
いや、すごい子だな。。と
そうなると、知識の部分が私の持てる力ではすぐに尽きてしまいそうですので、これもまた必死で勉強していかなくてはなりません。
本当にうかうかしてはいられず、焦って勉強し続けている今日この頃ですが
和声だけは、独学では厳しく…
先生について学び直そうかな、と検討しています。
そうすると、ますます練習時間が削られていくのと、今は左肘の故障が良くなるのに時間がかかりそうなのが悩みの種ではありますが(私は弾きたくて仕方ないので^^;)
きちんと進化を続ける人間でありたいな、と心から思うのです。
歳を重ねると頭がかたくなりますので…
またそれだけではなく、健康や故障の悩みも増えてきますので
自分にやれる範囲で!
進化を続ける姿勢を忘れないようにしたいと思います。
秋休みのご旅行のお土産♡
どちらも驚くほど美味しかったです。北海道は美味しいものが多いですね♪