急成長・:*+.


今は、発表会曲の練習真っ只中です!!

生徒さん達は、恒例の“譜読み地獄”に陥っているわけですが、今回の選曲の傾向は「あまり背伸びをせずに地に足をつけて!」という事を心がけましたので、譜読み自体にそこまで苦労している生徒さんは少ないように感じています。

…というのは、あまりに背伸びをしてしまうと、音を弾くだけで精一杯になってしまう。

最終的に手の内に入り、音をイメージして想像力を膨らませ、出したい音を出し、歌いたい歌をうたい、感じる心を伝える表現力を勉強するには、アップアップした状態では難しいのです。

とはいえ、3ヶ月もの長い期間勉強するわけですから、複数曲を同時進行で仕上げる!というミッションも考慮いたしました。

それはそれで練習の時間の使い方、1曲1曲にかける部分練習のやり方など、今までとは違う難しさに直面している生徒さんも多いようです(^-^)

譜読みは終わった生徒さんもチラホラ出てきましたが、鬼のレッスンはここから始まります!

皆さん、ついてきてくださいね!!

特筆したい、昨日レッスンだったKちゃんはアドバンスコースの小学4年生。

今回連弾も含めて4曲を演奏予定ですが、すでに3曲は音を取り終わり、残り1曲も半分を残すのみに。

昨日は、音を取り終わった曲の細かいレッスンを行っていきました。

以前から感性はよく、表現したい音楽を自然に持っていて、地道な基礎練も楽しんでやっていた生徒さんですが、昨日のレッスンでは、私が伝えたい事を感覚で瞬時に捉えて、1〜2回で自分の中に取り込んでしまい…

私が伝えたイメージも、自分の中で瞬時に消化し、想像力をふくらませて音にして表現していきました!

今回の選曲は本人が選んだということもあり、Kちゃんの中に曲の世界が具体的なイメージとして膨らんでいるのかもしれません。

それにしても、以前はそのように、瞬時に取り込んで消化できるような力はありませんでした(O_O)

レッスンは、2人で「あーでもない、こーでもない」とイメージを話し合いながらの、実に楽しい時間に♪

このように、突然目を見張る成長の瞬間に出会い、感動できるのが、ピアノの先生の醍醐味です!!

そんなに自己アピールの強い生徒さんではないのですが、芯に自分を持っているという強さを感じます。

この先、彼女はもっともっと表現力を磨いていけることでしょう。

彼女の成長が、とても楽しみです(o^^o)