新年度にむけて、塾などでは動き出しが始まっているようで、当教室でも、時間や曜日の変更や入れ替わりのご希望が多くなってまいりました。
また、嬉しいことに、新規のお問い合わせも数件いただいております。
ちょうど、新たにピアノ教室をお探しの方も多い時期かと思いますので、今日は真面目に、私のピアノレッスンに対する理念を綴りたいと思います(^-^)
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私は、小さな頃からピアノが大好きでした。
とはいっても、教材の練習は 必要最低限しかやらないのに、ピアノはずっと弾き続ける。
そんな子でした。
最初についた先生は「この子は趣味だわね、」と。
半ば諦められていたのか、基本的なテクニックの指導をされた記憶は、ほとんどありません。
ところが、ピアノ熱は冷めるどころか、私の中で勝手に燃え上がっていきました。
「ピアニストになりたい!!」
と、誰に言われるでもなく、人生初めての夢を持ちました。
目標があれば どこまでも突き進む性格なので、後先何も考えず、ツテを頼りに先生を探し、ひたすらピアノを練習する日々が始まりました。
私の両親は、音楽をやっていなかったので、この世界の事は何も知らずにただ飛び込み、本当に無我夢中。
ところが、ピアノへの思いが強くなればなるほど、自分のテクニックの無さに悩む毎日。
やりたい音楽と違うものになったり、意に反する音が出たり。
大学時代の先生は「あなたの指は、なまけ指ね」の一言を放つだけ。
その意味を考えるところから始まり、どう指や腕を使えばいいのか、何を練習すれば改善されるのか、ただひたすら考えて悩んで試して 落ち込んで。
これだ!と思えるテクニックを習得するまでには、悩み始めてから10年近くもの月日がかかってしまいました。
ただ私には、音楽を感じる感性、感受性、素質、そして努力の才能はあったように思います。
それが、今日まで私にピアノを続けさせてくれた、原動力だと確信しています(^-^)
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ピアノは早期英才教育的なところがあるため、基本的なテクニックは幼少期に身につける、という概念があります。
私は、私の元に来る生徒さんには全員、もし将来 ピアノの道へ進みたいと思った際に困らないように、とにかくきちんとした手(指)をつくる!…という信念を持って、指導しております。
それは、どんな子にも、です。
やる気のある子には、とことん付き合い、政治的にもサポートしていきますし
まだ そこまでの意欲が芽生えていない子でも、音楽が好き、という気持ちが伝わってくる子なら、音楽を テクニックを 1つずつ丁寧に伝えていきます。
ピアノが、専門ではなく人生の趣味だとしても、楽しむためには、憧れの曲を弾けるだけの手が必要なのですから。
もちろん、個々の性格や能力によってペースは違いますから、寄り添って歩くスピードは1人1人違いますが、
子どもの可能性を奪ってしまう事だけは避けたいと、日々 自分に言い聞かせております。
ピアノは、一番最初につく先生が、そして音楽は、最初から本物に触れることが、何よりも重要。
未来ある子ども達の音楽への第一歩を何より大切にしている、
そんな教室であり続けることもまた、私の信念なのです(^-^)