練習量のお話


今日はマジメなお話(。-_-。)

最近レッスンをしていて、生徒さんの練習量について思うことがたくさんあります。

みんな、1日どのくらい練習しているんだろう…

中には、1日に…の単位だと答えられない生徒さんもいそうですね(^^;;
まぁ、聴けば大体はわかるのですが。

先週、本人なりに弾きこんでいるであろうと思っていた生徒さんの練習時間を聴いて、愕然としました(◎_◎;)

足りない!!

というか、余りに少なすぎる!!!

そんな少ない練習量でこなしていける課題量ではなかったので、逆にすごいなぁと思いましたが(^^;;

ただ、その練習量を聞いて、それまでツジツマが合わなかった事が全て解決しました。

練習って、その必要性が理解できないと、どう練習をしたら良いのかわからない場合もありますよね。

でも逆に、必要性が理解できると、弾かずにはいられなくなるんです。

どうして必要と自分は思ったのか…

思い返してみると、原点はやはり「上手くなりたい」という強い気持ち。
涙した数だけその思いがつのって、自然と練習量が増えていった気がします。

練習は、ムダに時間だけかけても意味がありません。
学校があると練習できる時間は限られてくるし、防音室がなければ なおさら時間は縮まるし…

そんな中でいかに時間のやりくりをして、短時間でも効率の良い、集中した練習をするかだと思います(^-^)

昔、レアック先生に「1日どのくらい練習しているの?」と尋ねられた時、当時私の平均は4〜5時間。少ないかな…と恥ずかしながらお答えした時に
「頭が伴って練習できた時間だけが、本当に意味ある練習なんだよ」
「毎日、良い練習が出来ているね」
と、以外にも褒めてくださったのを覚えております。

コンクールやコンサート前こそ7〜8時間ほど練習をしましたが、普段は4時間を過ぎてくると手も頭も疲労モードに(e_e)

もっと弾かないとな…と思っていたので、先生のお言葉で気持ちが楽になった記憶があります(^-^)

子どもの生徒さん達に、自分の経験も踏まえてお伝えしたいのは、ピアノはある意味《早期英才教育》なところがありますので、脳と手(体)が成長していく小・中学生の間に良い勉強・良い練習をすることがとても大切だということです(^-^)

ずっと習っていたのに、あまり弾けないという経験をお持ちの方も多いと思うのですが…

ピアノって、専門であれ趣味であれ、やっぱり弾けないと楽しくありません。

練習は、やった分だけ喜びになって自分に返ってきます(^-^)

必要性は実感してもらわないことにはどうにもなりませんので…
レッスンでは、「上手くなりたい」という気持ちを揺さぶるような、刺激を与えられるように考えていきたいと思います!