
窪田隆 メモリアルコンサート
2026年3月6日(金)
18:15開演 18:45開場 紀尾井町サロンホール
昨年の3月6日夕刻
恩師である窪田隆先生のお嬢様から先生が急逝されたとのお電話がありました。
お歳はとられていましたが、毎日のようにやりとりしていたメッセージでは「温かいコーヒーと”しみチョコを食べるのが至福の時!」とおっしゃっていて、まだまだ天に召されるとは夢にも思っていませんでした。
ついこの前、しみチョコを箱で送ったばかり。
ちゃんと全部食べたのかしら?と思うほどの突然のこと。
お別れの際の先生の表情は、穏やかでとても優しく、涙する私たちに「いいの、いいの、僕はこれで幸せなんだから!」と言っているように感じました。
先生との思い出は尽きません。
自分の演奏に絶望していた時代に、突如現れた真っ白なシャツとパンツ姿、くわえタバコで、言じられないほどにロマンチックなショパンをサラサラ~っと演奏する先生。
正直なところ、その演奏は才能以外のなにものでもなく、凡人の私が会得できる代物ではありませんでしたが、先生からは人間としての思いやり、愛情、優しさをたくさんいただきました。
「深く考えすぎないで、弾きたいんだから弾けばいいじゃない♪」
この言葉に救われて、先生の演奏からそのロマンスいっぱいの歌を盗みながら、弾き続けてきたからこそ今の私があります。
ショパンのバラード4番は、演奏していると先生の歌声が聞こえてくるほど、深く先生と学んだ曲。
そしてドビュッシー「ヒースの茂る荒れ地」は、先生のセンスが詰まった思い出の曲です。
私はこちらの2曲を、先生への思いを込めて演奏いたします。

