言葉にならない


エフゲニー・キーシン ピアノリサイタル

12/14 横浜みなとみらいホールのリサイタルへ行ってきました。

今日のキーシンの演奏は…もう言葉にできないほどに素晴らしかったのです。

ベートーヴェン、ショパン、ブラームス、プロコフィエフ

舞台上のキーシンはどの作曲家とも音楽を、表現を、芸術そのものを共有していて

もはやピアニストが演奏しているのではなく、その作品がキーシンそのものになっていて

人間の俗世、裏切り、見栄、嫉妬…

人間である以上どうしてもまとわりつく不浄の精神から解き放たれ

ただ美しい芸術だけがそこにあり

そして聴衆の魂にその美しさが入り込む

本当に自然に涙がこぼれてきました。

こんな言葉でしか表現できない自分を呪います。

とにかく、とにかく素晴らしかった。

唯一無二の世界の宝 エフゲニー・キーシン

同じ時代に生きていられることに感謝します。

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元々は12/2のサントリーホールに行くつもりでいたのですが、うっかり発売日にチケ取りを忘れてしまったら完売に…

慌てて横浜みなとみらいのチケットを探したら、もうS席しか残っていなくて、崖から飛び降りる思いで買ったチケットでしたが

最高の席で、正に自分の目の前で演奏しているキーシンのダイレクトな音を全身で感じることができました。

終演後は、席からしばらく動けませんでした。

素晴らしい演奏、音楽、美しい芸術をありがとうございました。