ひと時、秋の気配を感じたのに、昨日から また災害レベルの猛暑に逆戻りしてしまいましたね(汗)
今日また特に暑いそうで、自分も…ですが、皆様も熱中症には十分にご注意ください(・・;
ブログを更新していなかった間は、自分の練習とレッスン、そして 夏休みの恐怖!朝昼夜のご飯作りに明け暮れていました(^◇^;)
コンサートで演奏する生徒さん達も、練習に励んでおり、その成果をレッスン毎に感じています。
先日、リハーサル代わりに…と、コンサートの曲をコンクールにのせたSくんは、予選通過のご褒美のみならず、審査員のルイ・レーリンク先生から、何と「98点」という高得点をいただいて帰ってきました!!
コンクールで98点!!!
こんな高評価は、私もみたことがありません(拍手!!)
Sくんは、指の根元がきちんと動いているにも関わらず、早いパッセージになると 鍵盤に少し圧力をかけてしまうのが課題。
今回のコンクールも、本番のアドレナリンによって、ハーフのタッチがみえてくることを期待して臨んだものでした。
昨日のレッスンでは、見た目のタッチが大きく変わった訳ではないのですが、その音は軽やかになり、ポリフォニーをもって落ち着いて歌う、感性のある演奏に変化していました。
「ハーフって何だ?」と求めながら臨んだリハーサル。
成果があったようで、大変嬉しいです˚✧₊⁎
そして、もう1人頑張っているのはRちゃん♪
実は彼女は、5月に左腕を骨折するというアクシデントにみまわれました(>_<)
約ひと月は、右手のみの練習になり、ギプスが取れてからは、左も撫でるように 音だけさらい始め
そして、驚異の回復をみせた8月から、ようやく本格的に両手とも練習することができるようになりました!
練習が遅れてしまったという焦りもみせず、「今の自分にできることをやる!」というスタンスを持ち続け、練習に励んでいましたが、左手の動きには やはりブランクを感じさせるものがあることは否めません。
でも、頑張っている彼女に対して、緩めたレッスンをするのは失礼に値するな、と。
鬼の心持ちで、左手のブランクを無視し、厳しい内容のレッスンを続けました。
先週のレッスンでは、がんじがらめになって 音楽が出てこなくなった彼女。
ところが、昨日のレッスンでは、突然のびやかに音色をもって ドビュッシーを演奏し始めました!!!
その変化に驚き、尋ねたところ
「あんまりガチガチになって練習していたので、もう考えなくていいから弾きたいように弾いてみたら?」と、お母様の助言があり、好きなようにやってみよう!と思ったら、何だか変わったとのこと。
悩み煮詰まった後にみえてくる音楽。
でもこれは、そこまで努力しないとみえてこないものです。
お母様のベストなタイミングの的確な助言も、毎日練習を聴いているお母様ならではのものだったと、感謝いたします(^-^)
2人が素晴らしいのは、よく弾けるとか、コンクールで高得点を取ってくるとか、そういうことではなく、いつも自分で考えていることです。
何とかしたい!という思いが、努力につながり、少しずつ身を結ぶ。
こういう人生勉強ができるのも、ピアノを続けている醍醐味かな…と(^-^)
練習を積み重ねて舞台に上がることは、ものすごいエネルギーと精神力を必要としますが、得るものは、その苦労以上に大きく、オーバーな言い方ですが、人生において財産になると思います。
失敗してもご両親や先生方がサポートしてあげられる若いうちにこそ!
恐れずにチャレンジをしてもらえたら嬉しいです・:*+.(^-^)・:*+